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SFCの有用性
SFC図とは
シーケンス制御の中には、一般のリレーラダー図でも手軽に設計できるものと、そうでない複雑なものもあります。多くの場合そうでないもの、つまり設計に困難なものが大半で、熟練技術を必要としてきました。SFC図(Sequential Function Chart = 状態遷移図)は、このような複雑なシーケンス制御を比較的容易に作成することができる表現方法であり、IEC規格として世界中に広まってきています。今後は、SFC図によるプログラミングが主流になることが予想されます。
例えば、次の“コンベヤ往復回路”の機械動作を考えてみます。
- 押しボタンスイッチPB1(X005)を押すと、コンベヤが左に駆動します(Y000)。
- パレットがLS2(X001)をONすると、コンベヤは1秒間休止します。
- 1秒経過すると、コンベヤは今度は右に駆動し(Y001)、LS1(X000)がONになるとコンベヤは停止します。
これは、あまり複雑なシーケンス動作ではないのでリレーラダー図で十分作成できますが、SFCによるプログラミングではこのようになります。
つまり、SFC図とは時間の経過をもとに機械の動作を工程順にあらわしたもので、状態遷移図ともいいます。SFC図では、動作の順序・動作を実行するための条件・動作するものが一目瞭然に把握することが出来ます。これなら、誰が見てもわかりやすいと言えましょう。
機械動作が複雑になればなるほどシーケンス図(リレーラダー図)では高い専門技術が必要とされますので、SFC図の利用価値が高いと言えます。ただ、SFC図を作成するにも基本シーケンス命令や作成ルールを知っておく必要があります。本解説ビデオ教材付属の「プログラミングソフトFXGP/WINによるSFC編集マニュアル」には、SFC図作成方法についてわかりやすく説明しておりますのでお役立て下さい。
SFC図でF4キー(変換キー)を押すだけで、直ちにステップラダー図(STL図)やプログラムリストを作成できます。また、その逆変換も可能で、三者の相互変換ができます。
SFCの特長
また、この動作をリレーラダー図で表すと上記のようにインターロック処理も考慮する必要がありますが、SFCでは考慮する必要がないといった点も利点であり、下記にSFCの特長を記します。
- 工程間のインターロックや二重出力等の煩わしい処理が不要です。
- 自己保持動作も考える必要がありません。
- 各工程をステップに分けてモニターすることでトラブルシュートが手軽に行えます。
- 第三者がみても全体動作がわかりやすい。
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