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SFC図の解説
SFC図の解説します。
- ①
- SFC回路に属さない回路(ここではイニシャルステートリレーをセットするための回路)の冒頭に設ける。“ラダー0”という意味で、ここからひとつのラダー回路が始まるという記号。ここでの例ではPLCがRUNしたときに、1パルス分だけ動作する特殊リレーM8002でセット(ステートを動作させることを“セット”といいます)しています。
- ②
- ②“S”は内部要素ステートリレーを表しています。ステップラダーはこのステートリレーが次々と切り換って工程を進めていくものです。ただしここでの二重線の四角で囲まれたものは「イニシャルステート」といいます。このイニシャルステートは次に説明する一般ステートと違って、何の起動条件がなくても動作するリレーです。
- ③
- 次のステート(④の部分)に移行する前に、何かありますが、これは「移行条件(トランジション)」といいます。左の例でいえば、PB1(スタートスイッチ)になります。つまりPB1が押されると、動作ステートはS0からS20に移行するということです。動作ステートが移行すると、移行元のステートリレーは自動的に不動作になります。
- ④
- こちらの“S”も同じようにステートリレーを表しています。ただしイニシャルステートではありません。表記上の違いは、四角の枠が一重か二重かの違いです。こちらは一般ステートと呼んでいます。ここではコンベア左駆動の出力、つまりY000をONにしています。ステートリレーはトランジションによって次のステートに移行するまで動作し続けますので、リレーラダーでは必要だった“自己保持”という概念がSFCでは不要になります。
- ⑤
- ⑤次の移行条件(トランジション)はマイクロスイッチ2(LS2)がONになることです。LS2がONになると、動作ステートはS20からS30に移行します。
- ⑥
- 動作ステート30ではコンベヤが停止してタイマT0が1秒間の計数を始めます。
- ⑦
- 次の移行条件(トランジション)はT0の接点が切り換る、つまりタイマのタイムアップ後に接点がONになると、動作ステートはS30からS40に移行します。
- ⑧
- 動作ステート40では、Y001をONにしてコンベアを右駆動に切り換えています。
- ⑨
- 次の移行条件はマイクロスイッチ1(LS1)がONになることです。LS1はコンベアの右端に配置されていますので、パレットが往復して帰ってきたときということになります。LS1がONになると、ステートS30は不動作になります。
- ⑩
- この黒い逆三角マークはジャンプ記号です。三角の横に記入してあるのがジャンプ先です。つまり動作ステートはS40からS0に移行するということです。PB1がONになれば再びパレットが左に移動します。
- ⑪
- 最後の記号はSFCに属さない回路のことで、ここでRET(リターン)命令とEND(エンド)命令を入れておきます。これはステップラダー回路が終了したことを表す命令です。
以上のように、SFCで表現された回路は、リレーラダーの表現方法に比べて機器の動作状態の移り替わりがわかりやすく、しかも“どういった条件で状態が移り替わっていくのか”という移行条件と、“移行先で何が起こるのか”という出力状態が分けて表現しているのが特徴です。どちらかというと、フローチャートに近い表現方法だと言えます。
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