ベストセラー教材としての誇り
メカトロニクスシーケンスキットはシーケンス制御の学習教材として、すでに30年近く販売を続けているロングセラー商品です。全国の大学・高専・工業高校のうち、導入校は約20%に上ります。東芝様や日本碍子様、森精機様など、製造業を中心とした企業での導入も相当数を誇ります。
一度使用して気に入ってくださった学校の先生方が転勤先の学校でも導入していただく例も多く、また、ODA関係の指導教官が現地に赴任されるときに
本製品を指定いただくこともあり、海外仕様(英語版等)のものをインド、パキスタン、インドネシアなどの諸国に納入させていただいています。
いかにわかりやすく電気を伝えるか?
アドウィン創業者の答島は呉高専機械工学科の第一期生として卒業後、東芝で自動化推進業務を担当していました。医用機器の自動試験装置の開発で
電気や電子制御の経験を積み、その経験から、リレーシーケンス制御や電気をわかりやすく伝えるための本教材を開発しました。それが、メカトロニクスシーケンスキットです。電気のことが全く
わからない人でも、ステップを追って実習を繰り返しながら徐々に高度な回路に挑戦させれば短期間で電気に対するもの怖じがなくなり、リレーシーケンスの基本を身につけられると考えました。武器はビデオです。
企業研修で再発見、回路図の重要性
最初の利用はマツダの協力企業で構成される東友会様の夏季セミナーでした。このときは各社から電気保全関係従事者や機械現場の職長クラスから新入社員まで、30名以上に参加いただきました。
3人で1台の実習装置使用に対応するため、急遽12台の装置をアクリルやべニアを使った手作りで用意しました。学習効果や進め方に不安はあったものの、3日間の講義を開始。参加者の中には電気関係の10年、20年選手もいらっしゃったので、「何だ、この程度の内容か」と思われるのではないかと危惧もしましたが、結果的にはベテランより新入社員のグループのほうが早くマスターアップした割合が多かったのです。全体で20以上あるステップの中で、ベテランは最初の基本的な課題は回路を設計しなくても頭の中で考えてすぐに結線作業に入ってしまいます。ところが、ステップが進むと、回路を描かないと検討できない複雑な課題が増えます。この時点で回路の描き方を教えてくださいと言われても遅いのです。スイッチを押すとランプが点灯するといった簡単な回路でもしっかり回路を作るよう口を酸っぱくして言い続けました。新入社員は素直にそれに応え、回路を描く練習を積んできた結果、回路が複雑になっても問題がなく、結果的に早く完成させることができたというわけです。
早く、楽しく、わかりやすい理解のために
受講後の感想ではメカのベテランからも「これからは機械がだめなら電気があるさ、という自信がつきました」との言葉も出るなど、ほとんどの人に喜んでいただきました。昼休みを返上して課題に取り組むかたもいました。実習キットを使うとクイズ的な楽しさがあるのです。
実は答島もシーケンス制御の習得では相当苦労したのです。多くの書籍で学習しようとチャレンジしました。その経験がこの教材に生きています。
多くの人が書籍だけで自己保持回路などを理解しようと考えますが、実際に動かせる装置があれば、その労力は数分の1で済みます。ビデオでコースの設計(例えばSTEP20でマスターさせる)をすれば自学自習ができます。実習キットがあれば体で覚えられます。これをアドウィンではワークショップ型教育方式と呼んでいます。
シーケンス制御はPLCで実現する時代になっていますが、PLCを使いこなすためには、最初に、リレーシーケンス制御をマスターされることをお勧めします。現在もっと安価なパーソナル版シーケンス制御入門キットを開発中です。これは電気の面白さをわかりたい人や電験3種を目指しているが書籍だけではピンとこないという方に最適だと考えます。ご期待下さい。



