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アイディア発想のメカニズム
なぜアイディアが生まれるのか?
「アイディアがひらめく」とは、自分の知識にあるものの中から組み合わせて新しい考えを生み出すことと言えるのではないでしょうか。現在、いろいろなアイディア発想法(ゼロサム思考、5W2Hなど)が考え出されていますが、「コストチェック3055」はチェックリストによって発想を促しています。この方法の特長は、アイディアの切り口が偏ることなく全般的に発想できること、また、経験の浅い技術者であっても、チェックリストの手助けを得ていろいろなアイディアを発想できることです。
これは、対象品を思い浮かべながらチェック項目を眺めることによって、新たな組み合わせ=アイディアが見つかるからです。また、頭の中でもやもやしていたものが、何かのキーワードによって浮き出されることもあるでしょう。
もちろん、原価改善のプロである企画者が長年蓄積してきたチェック項目であるから、という点も付け加えておきましょう。
チェック項目の収録内容と流れ
チェック項目はどのような内容になっているのでしょうか。簡単に作業の流れを追って説明します。
- 対象部品の選択
- まずは原価改善したい対象部品を選定します。これはアセンブリ(組み立て部品)であっても構いません。
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- 加工方法の選択
- 対象部品を決めたら以下の加工方法を選択します。「コストチェック3055」は複数の加工方法による比較評価をすることもできます。
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- 鋳造: FCを中心に、ダクタイル、バミキュラー、鋳鋼などの鋳造製品が対象
- 鍛造: 鍛造製品が対象
- 機械加工: 機械加工部品が対象。加工前の粗材はあらかじめ粗材としてチェック
- スタンピング: シートメタルのスタンピング(プレス加工)品
- ゴム材料の成型: ゴムの型成形品、押し出し品
- 樹脂部品: 射出成形を中心にブロー、その他の樹脂成形品が対象
- トリム・装飾部品: インパネやドアパッドなどの複合部品が対象
- 組み立て部品: 複数の部品で成り立ち、 組み立てを要するものが対象
- アルミダイカスト: ダイカスト並びに金型鋳造の一部を対象
- アルミ砂型鋳物: 1の材料のアルミ版
- ※(粗材: 素材を作る前の材料)
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- 切り口の選択
- 以下に挙げる基本項目と詳細項目は切り口によって分類されています。
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- 情報収集
- 部品点数・共通化
- 形状
- 材料
- 加工・組立
- 表面処理
- 運搬
- 作業者
- 精度・品質
- 設備
- 型
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- 基本項目(着眼点)のチェック
- 基本項目をクリックしてレ点を付けます。例えば切り口が[2.部品点数・共通化]であれば、以下のような基本項目が表示されます。
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- 部品点数を減らせないか
- 部品点数を増やして安くできないか
- 他部品(他機種、他社品)と統一もしくは流用できないか
- 他部品(他機種)と共通化できないか
- 工程を共通化できないか
- 標準化できないか
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- 詳細項目(チェックポイント)のチェック
- 詳細項目をクリックしてレ点を付けます。例えば加工方法が[鋳造]、切り口が[2.部品点数・共通化]、そして基本項目が[1.部品点数を減らせないか]であれば、以下のような詳細項目が表示されます。
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- 2個以上の組み付け、圧入、溶接部品を一体にできないか
- 鋳ぐるみ、インサートはできないか
- インサートをとれないか
- (社名表示などの)コーションプレートを浮き出しにできないか
- 浮き出しの図示場所は製作しにくくないか
- 中子を減らせないか、やめられないか
- 見切りを変えて、中子を減らせないか
- 鋳造から見て最適だが、加工・組み立て側の不満はないか
どうでしたか。何か良いアイディアが浮かんできたでしょうか。
このように基本項目で概観をつかみ、更に詳細項目をチェックするというような自然な流れをたどることによって、アイディアが湧き出ることが期待できます。
最後に「コストチェック3055」がアイディア発想を支援するメカニズムの全貌を紹介します。
図の説明:
ワークシート(情報収集チェックリスト、機能・条件のチェック)で対象部品の分析を行います。
チェック済み項目を印刷することで対象部品の問題点を分析します。
アイディアは文章だけでなく、ポンチ絵を登録することもできます。
アイディアリストを印刷することでアイディアを整理します。
有用なアイディアをアイディアバンクに登録することで、将来、そのアイディアを再利用することができます。
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