対象品の情報収集
コストチェック3055を使用する前の事前準備について説明します
まず最初に、原価改善の対象品の情報を集めます。情報収集は極めて重要な作業です。製品に付属の情報収集チェックリスト(PDFサンプル)をご利用ください。収集した情報の内容によって、その改善を単なる原価改善に留めるのか、あるいは新機能開発や更なる機能向上、品質向上などが必要であるのかが決まります。

情報収集チェックリスト 使用上の情報↑
(画面をクリックするとPDFファイルを開きます)
検討対象の製品(部品)を用意
完成品は当然ですが、できるだけ半完成品(粗材、工程別半完成品)、そして組み付けられる部品であれば、対象のアセンブリ品を集めます。対象品を作る過程で発生するスクラップや梱包資材を持ち寄ると、さらにアイディアや問題点が見えてきます。
コスト情報
このチェックリストの使用目的は原価改善です。従って、対象のコストに関する情報は不可欠です。
購入品でも内製品でも、
- 使われている材料に関するコスト情報(材料費単価、投入重量、完成重量)
- 作る工程のコスト情報(工程別時間と賃率、使用機械、加工レイアウト、その他の条件)
- 組み立て工程
これらの情報の準備は必須です。
クレーム情報
コストを下げる際に注意すべきなのは、クレームや潜在不具合(製造ライン内で発生している不具合やクレームになっていない不具合)です。これらを撲滅することは、歩留まり向上やクレーム対策費の削減となり、実質的な原価改善につながります。また改善によって過去にあった同じ不具合を引き起こすこともあり得るので、不具合に関する情報は過去に遡って得ておく必要があります。
また、さらに広いアイディアが欲しい場合は競合品との比較分析=テアダウン(*)を行ってから次に進むと良いでしょう。対象品以外にも類似品を集めることはアイディアの質を非常に高めます。是非実施されることをお勧めします。
(*)テアダウン:
競合品を分解して自社製品の改善に役立てる技法です。企画者の参考文献がございます。
競合/参考対象品情報
- 社内類似品
- 検討対象と類似の部品や製品は必ずあります。改善のターゲットは、ある特定の部品ですが、改善によって他の部品も同時に改良することができたり、標準化が進んだり、共通化ができたりします。すでに過去の物になってしまっているものでも、類似品はすべて集める方が良いでしょう。それらを機能別に並べ、また、必要に応じてコスト情報や仕様を収集することをお勧めいたします。
- 競合他社製品
- 自社製品の範囲でCR(Cost Reduction)効果は十分期待できますが、さらに他社品とも比べてみると、果たして競争力はあるのか。そして、他社の品質基準、機能、工法などは大いに参考になるでしょう。
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