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メカナムホイールロボットA5

A5用紙サイズの4輪駆動全方位移動ロボット
メカナムホイールは、45°傾いた樽型ローラーで構成された特殊な車輪です。4つの車輪を個々に制御することで定置旋回や車体の向きを変えずに全方向移動が可能です。 センサやカメラを搭載すれば、ものを避けたり追いかけたり、まさに「ロボット」さながらの動きをします。制御用マイコンとして STM32Nucleoを標準で搭載しており、開発環境は無償の「STM32CubeIDE」や「Mbed」を利用できます。STM32用のサンプルソースをご用意しておりますので、すぐに動かしてみることができます。
さらに、オプションのボードを介してRaspberryPiやJetsonNanoを搭載可能で、ROS(Robot Operating System)の実装やカメラ画像解析による自動運転など、より高度な制御実験が可能になります。
本製品は、研究開発用のベースロボットとして最適です。
  • オープンソースソフトウェアでつくる制御実習ロボット
  • インテリジェントなロボット・アプリケーションの開発
  • ROSを搭載した移動台車開発のための基礎技術の修得

本体仕様

           
商品名 メカナムホイールロボットA5(エーゴ)
型番 AKM-2102
サイズ W148 × D210 × H120(mm)
重量 約 1.2 kg(バッテリーを除く)
積載可能重量 約 2 kg
タイヤ径 φ 48
モータ エンコーダ付 DC モータ FIT0485
標準マイコン Nucleo-144 STM32L4A6ZG
インターフェース SPI×3、UART×2、I2C、CAN、RS485、USB、A/D、D/A、GPIO
電源 DC 5V

※ 標準マイコンは入手性により同等の別機種になる場合があります。ご了承ください。
 

駆動輪モータ仕様

         
減速前回転数 15000 rpm
減速比 210:1
無負荷回転数 75 rpm @6V
無負荷電流 60 mA
定格トルク 1.4 kg.cm
定格回転数 42 rpm @6V
定格電流 170 mA
瞬間最大トルク < 2.8 kg.cm
エンコーダ解像度 2940 ppr(Pulses per Revolution)

バッテリー仕様

     
タイプ リチウムポリマー
出力電圧 DC 5V
最大電流 3 A
容量 10000 mAh
サイズ 130 × 70 × 15 mm
重量 約200 g 
PSE 認証済

ラインアップ

型番 商品構成 価格(税込)
AKM-2102 基本セット 99,000
AKM-2102-OP00 拡張セット 77,000

※ 拡張セットは受注生産となるため別途お問い合わせください。
  補修部品は「セット構成図」に示したパーツ単位でご購入いただけます。

セット構成図

カリキュラム例

ご注意ください

下記は、本製品が採用された enPiT 実践的ラボ演習科目 のカリキュラム例です。
弊社がご提供できるのは、本ページに掲載されている資料がすべてです。下記例の実習資料はございませんので、予めご了承下さいますようお願い申し上げます。

 
STEP 日程 内容
1日目 演習準備作業
1 1日目 1コマ イントロダクション、Ubuntuインストール
2 1日目 2コマ ROSインストール及び動作確認
3 1日目 3コマ STM32開発環境整備
4 1日目 4コマ STM32プログラミング
2日目 インテリジェントなROSノードの作成準備
5 2日目 1コマ RTOSを用いたSTM32プログラミング
6 2日目 2コマ 9軸センサ・プログラミング
7 2日目 3コマ ros_serialプログラミング
8 2日目 4コマ 9 軸センサ・ノードの作成
3日目 JetsonNanoを用いた遠隔操縦の準備
9 3日目 1コマ JetsonNanoへROSのインストール
10 3日目 2コマ ros_serialのインストール
11 3日目 3コマ メカナムロボットの運動学
12 3日目 4コマ STM32入出力遠隔制御実習
4日目 奥行カメラとSLAMのインストール
13 4日目 1コマ RealSenseSDKのインストール
14 4日目 2コマ orb-slam2のインストール
15 4日目 3コマ orb-slam2の動作確認
16 4日目 4コマ orb-slam2とROSの連携確認
5日目 移動ロボットの遠隔操縦
17 5日目 1コマ Joystickのインストール
18 5日目 2コマ メカナムロボット制御実習1
19 5日目 3コマ メカナムロボット制御実習2
20 5日目 4コマ ROSによる分散制御実習
6日目 ROSを用いた情報収集とデータ分析
21 6日目 1コマ orb-slam2を用いた地図作成1
22 6日目 2コマ orb-slam2を用いた地図作成2
23 6日目 3コマ コストマップを用いた例
(ROSを用いた移動ロボットのナビゲーション)
24 6日目 4コマ まとめ


セット内容

ロボット本体 
  • マイコンボード(Nucleo-L4A6ZG)
  • バッテリー
1
充電用ACアダプタ
1
使用説明書
1

準備するもの

パソコン
  • 基本セット:STM32CubeIDEのサポートOS
    Ubuntu、Win、MacのいずれでもOK
  • 拡張セット:ROSの標準動作環境
    Ubuntuが望ましいが、WindowsにWSLでUbuntu環境を構築してもOK

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